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2014年 入職
阪岡 倫行
Noriyuki Sakaoka

薬剤課
2014年 入職
阪岡 倫行
Noriyuki Sakaoka
薬剤課
Q.自己紹介をお願いします。
阪岡倫行(さかおか のりゆき)と申します。
関西の出身で、瀬野川病院に勤務して丸3年になります。
Q.ドラッグストアや調剤薬局、または研究機関など様々な就職先があったと思いますが、なぜ病院勤務を選択したのですか?
薬学部在学中から、もともと精神科病院で働きたいと考えていました。
知人が精神的な病に苦しんでいて、そういった様子を近くで見ていたこともあり、精神科領域の病気に興味を持ったことがきっかけです。
Q.全国たくさんの病院がある中でなぜ瀬野川病院を選んだのですか?
病院勤務の薬剤師になりたいというのが第一にありましたので、就職活動の際にはどんな病院が良いか色々な病院を見て回りました。
自分の理想というか目標が叶うなら、就職先は全国どこでも良いと思っていたので、群馬や千葉、四国、さらに九州まで足を運び、6件ほど選んで見学させてもらいました。
その中で瀬野川病院を選んだ理由の一つは若い患者さんにも多く関わられる点、そしてもう一つは精神科専門薬剤師資格を取得されている方(桑原課長)が在籍している点の二つがあります。
Q.若年層の患者さんへの薬物療法というと、どういった患者さんなのですか?
瀬野川病院は依存症の患者さんが多いです。もともとアルコール依存や薬物依存の研究をしていた病院でもあるので、今でもそういった患者さんは多くいらっしゃいます。
Q.お薬の処方というのは医師の指示に因るところが大きいと思っていたのですが、実際は違うのですか?
もちろん、最終的な処方決定は医師が行います。
ですが、瀬野川病院の医師は、薬理学を熱心に勉強されている方も多く、薬が患者さんに及ぼす影響の大きさをよく理解しています。副作用の出方も患者さんによって大きく変わります。そのため、わざわざ薬局まで足を運んでどんな薬が最適かを相談してくれる医師もいます。
薬剤師は医療従事者ですが、この様にチーム医療の一員なんだと強く実感できるのは、瀬野川病院ならではでないでしょうか。
Q.他にも瀬野川病院だから得られる経験はありますか?
瀬野川病院の薬剤師は病棟ごとの担当ではなく、患者さんが入院してから退院するまで、担当薬剤師として治療に携わります。また、患者さんが退院した後も在宅支援という方法で関わることができるのは治療中の患者さんにとって凄くメリットだと感じていますし、私が見学した病院の中でここまで関わることのできる病院は瀬野川病院だけでした。

精神科の患者さんは再入院される方も多くいらっしゃいます。それを防ぐためには、患者さんのご自宅まで乗り込んで行ってでも診る必要はあるのかなと思います。
私も医療従事者の一人として、患者さんの自立が何より嬉しいと感じていますので、こういった治療の形は凄く自然な、当たり前なことだと思っています。
Q.在宅支援のお仕事は難しい部分もあると思いますがいかがですか?
私は研修期間を経て、やっと最近在宅支援業務を行うようになりました。先輩方がきちんと研修期間を設けて指導してくださるのも瀬野川病院の魅力だと思います。
また、在宅療養の患者さんについては訪問看護ステーションの看護師とも密に相談しながら診療を進めていきます。何か困ったり、悩んだりしたときは薬局の先輩だけでなく、他職種のスタッフにも相談できる環境があります。
Q.精神科専門薬剤師の在籍も瀬野川病院に入職するきっかけになったと伺いましたが?
就職活動中、将来の方向性を考えた時に、私は人と違う事がやりたいと思っていたんです。一般的な薬剤師だったら一般病院や薬局に勤め、将来の姿も想像がつきますが、そうではなく薬剤師として少し違う部分でスペシャリストになりたかったんです。
そういった目的があり、精神科だけの病院に絞り、瀬野川病院に入職しました。
精神科専門薬剤師になるには精神科薬物療法の従事期間や、精神科薬物療法認定薬剤師であること、また学術論文の発表や単位取得など様々な条件がありますが、瀬野川病院ではプライベートな時間も本当にきっちり確保できますので、資格取得するにはとても良い環境だと感じています。
Q.瀬野川病院で勤務されて3年が経つと伺いましたが、入職当時と今では阪岡さんの中で何か変わりましたか?
誰もが通る道だとは思いますが、私は新卒で入職しましたので入職当時はやはり大変でした。でも3年経って、自分の方向性も明確に見えてきました。
精神科専門薬剤師の桑原先生の姿を見て、私も専門性を極めたいという思いはより強くなりましたし、また、瀬野川病院の医師や他の職種の患者さんに対する想いに触れて、私も患者さんの自立に貢献したいという思いは益々強くなっています。
Q.瀬野川病院全体の雰囲気はとても温かく感じるのですが、スタッフどうしの仲の良さも理由の一つでしょうか?
そうかもしれないですね。
瀬野川病院は規模がちょうど良いのだと思います。大きすぎるとルーティンで業務を回すことが重要になって一つの業務しかできないとか、一定の人としか話さないということがあると思うのですが、瀬野川病院の規模は小さくもなく大きすぎることもなく、ちょうど良い規模なのでスタッフ全員と知り合いで会話しますし、アットホームになりやすい環境だと思います。
そういった関係性は患者さんの治療にも良い方向に影響すると思っています。
Q.最後に今就職活動中の薬剤師、薬学部生にひとことお願いします。
瀬野川病院は精神科領域でとても有名な病院です。精神科専門薬剤師の先輩もいますし研究できる環境も整っています。
精神科領域で頑張りたいという方は是非お越し頂きたいです。
よくあるご質問
職場の雰囲気は?
瀬野川病院に来て良かったと思うところの一つに様々な職種との関わりもあります。チーム医療を行う中で、看護師の目線とか、栄養科の目線、OT(作業療法士)の目線など、様々な立場のスタッフが患者さんへ向ける目線や接し方を見る事ができるのでとても勉強になります。
また、プライベートで仲良くしている看護師もいますし、職種間の距離が近いというか、とても接しやすい環境だと感じています。
精神疾患患者との付き合い方について不安はないですか?
不安はありません。新人の頃は確かに興奮させてしまうなどの失敗もありましたが、最初に患者さんと関わる時は必ず先輩が付いて行きますし、何かあると看護師が助けてくれます。看護師は本当にいつも近くで見ていてくれるので安心です。
また、確かに関わりにくい患者さんもいらっしゃいますが、それはどこの施設で働いていても、一緒だと思います。総合病院でも調剤薬局でもドラッグストアでも、性格的に難しい患者さんはいらっしゃいますし、精神疾患の特徴による関わりにくさは、私たちがスキルを磨けば上手く対応できます。